冷酷王子は子リス姫を愛でる
目を輝かせているのはリオ王子。



一緒に作ったイカフライに、リチャードとジェードが釘付けになっている。



「早く食べましょう」

「お腹ペコペコー」



どうしてリオ王子とデイジーがいるかというと、私が呼んだのだ。



この前の醜態のお詫びと、美味しいチョコレートのお礼も兼ねて。



「ねぇ、兄上呼ばなくていいの?拗ねそうだけど」

「アンドリュー様には私が持っていきます。忙しそうなので、執務室まで届けるわ」

「ならいいか。いただきまぁす‼︎」



ここはデイジーに任せて、私はピザとイカフライを持ってアンドリュー様の執務室へ。



食べてくれるかなー。



もう夕食の時間だし。



「あっ、正妃様っ‼︎」



ピシッと敬礼をする警備の2人。



ふふふっ、もちろん差し入れはあるの。



「これ、召し上がって。ピザというの。熱いうちに食べた方が美味しいから、今こっそり食べちゃってね」

「「正妃様〜…」」



なんだかものすごーく喜ばれた。



これはアンドリュー様には内緒なのだ。



< 329 / 440 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop