冷酷王子は子リス姫を愛でる
アレン様が黙ってろと言うからね。



なので、こっそりの差し入れだ。



執務室の中には、アンドリュー様とアレン様と、珍しく宰相様の姿。



やはり、忙しいのでしょう。



「これはこれはキャサリン様。ご機嫌麗しく」

「ご無沙汰しております、宰相様」

「差し入れですか?仲が睦まじいことで何よりでございますな」

「宰相様も一緒に召し上がりません?」

「よろしいのですか?ちょうど腹が減っていたのですよ」



ムスーっとしたアンドリュー様は無視。



私のご飯を誰かに食べさせることが基本的に気に入らないのだから。



「いい匂い。チーズ、ですか?」

「そうです、アレン様。さぁ、座って‼︎」



リーナが人数分のお茶をいれてくれて、ピザパーティだ。



似たような料理はあるようだけど、惣菜パンのようなものみたいだし。



「たまらんですな、コレは」

「よかった、お口にあったようで」

「酒が飲みたくなる…」

「ふふふっ、お仕事中では?」

「残念だなぁ…。それにしても、噂通りの腕前。アンドリュー様が自慢するだけのことはある」



そんなアンドリュー様は無心で食べてるけど。



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