愛プチ
数時間後、猛烈な寒気で目をさます。

ちょっと待って、今何時・・。
ていうか寒い・・・。

ていうか、アイプチしたまま寝ちゃってたのか・・。
寝顔誰にもみられてないよね?

知らない人は知らないかもしれないが、アイプチをして寝ると、意識があるときはまだ目をぎゅっと閉じれるが、爆睡状態に入ると瞼がひきつって白目になる。
自分が閉じているつもりでも閉じていなくて相手には白目に見えているということが多々あったりするのだ。

だから私はキスは目を開けたままする派。
いや開けたままっていうかぎゅってつむってちょくちょく開けるのがポイントというか・・薄目が一番気付かれないのかな?
とにかく、キスは目を閉じてくれる人じゃないと安心してできない・・。

って、じゃなくて!
私は何の話をしてるんだ!!

だめだ、しんどすぎて頭がおかしくなってる・・・。

そしてソファーから立ち上がった瞬間確信した。

「・・熱あるなこりゃ。」
寒気がすごいのに体は燃えるように熱い。
そしてしんどい。

スポーツ飲料は全て美月君に譲ってしまったし、再びお粥を作る気力もない。
更にはベッドまで貸しているときた。

「だめだ・・・もう・・だめ・・だ・・。」
動く気力もふり絞れずに再びソファに倒れこんだ。

あー、今絶対私半目で白目むいてるよ。
まぶたひきつってる感じするもん。
朦朧とした頭の中で思う事は、体の心配ではなく白目の心配。

誰かに見られたらたまったもんじゃない。
だからといって動く気力も私にはもう残っていない。

ぐるりと寝返りをうち、顔が見えないようにクッションに顔を押し当て再び眠りについた。
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