愛プチ
一週間経って少しずつ分かってきた事は、美月君はだいたい部屋にこもっているし隼人さんは仕事でほぼほぼ家にいないのであまり人目を気にしなくてもいいという事。
そして家事のほとんどは意外な事に美月君がこなしていた。
洗濯物はもちろん、掃除もご飯づくりもすべて。
まあ、隼人さん仕事から帰ってくるのも毎日遅いし家事する暇もないよな。
掃除は私も自分の使うゾーン等は、二人のいない間にするし、食事も洗濯も別なので時間さえうまくずらせば同じ家にいながらほぼ鉢合わせずに済むのだ。
この共同生活において最も大切なのは協調性ではない・・。
足音を聞き分けるするどい耳の感覚・・そして気配を察知するとぎすまされた感覚・・。
「ちょっと邪魔なんだけど。」
思わぬ敵の出現に思わず肩がびくりと跳ね上がる。
この声は美月君・・。
するどい耳の感覚とかなんとか心の中で散々言った直後にその現れ方は反則でしょ・・。
全く気付かなかった・・。
全然感覚研ぎ澄ませてなかったよ・・。
ていうかいっつもこの時間に洗面所使わないじゃん・・この時間は私じゃん・・。
「すみませんすぐどきます・・。」
しょうがないのでなるべくすっぴんをみられないように俯きながら洗面所に入った。
恐らく洗濯機を回しにきたのだろう。
まだ洗濯物干してないみたいだったし。
洗面所の隣に洗濯機があるので、真横でぴっぴと機械を操作する音が聞こえる。
そんな中私はずっと俯きながら泡で洗顔をしているわけだけど・・。
なんだか妙に視線を感じるのは気のせいだろうか・・。
いや、気のせいか・・気のせいだよね・・。
しかし機械を操作する音が終わっても彼は一向に洗濯機の前から動こうとしない。
そしてやっぱり隣から感じる視線。
え?
なに?美月君も洗面所も使う感じ?
もしかしてこれ急げって圧かけられてる?
ええええ・・顔あげずらいー・・。
なんでー・・?いっつも使ってたら諦めてすぐどっか行くじゃんー・・?
どうしようか悩みながら顔を泡だらけにしているとずっとこっちを見ていたであろう美月君がぼそりとつぶやいた。
「この間。
お前も熱あったんだってな。兄貴にきいた。」
予想外の言葉に思わず顔を上げる。
そのままの勢いで思わず美月君の方をみた。
目があって数秒固まる。
しかしすぐに彼はバッと顔を逸らした。
顔をこちらにみせないように手で口を覆いながらプルプルと肩を震わせている。
なに?!泣いてる?!
めちゃくちゃ肩震えてるけどもしかして泣いてる?!
私なんかした?!
突然話しかけられた事にもびっくりしたけど、思わぬ展開に私もいまいちついていけず頭が混乱する。
「あの・・急にどうしたんですか。
大丈夫・・。」
って違う!!これ笑ってる!!
私の泡だらけの顔みてめちゃくちゃ笑ってる!!
顔真っ赤になってるし!!
しかしすぐに我に返ったのか咳払いをしていつもの無表情に戻り私の顔を見ないように後ろに向きなおる。
「っごほん・・まあ・・それだけ。
うっとうしいから変に気使っておせっかいやくのやめろよな。
そういうのありがた迷惑だから。」
そう言い残し、振り向きもせずに洗面所から美月君はでていった。
え?
今の一体なんだったの・・?
なに?
マウント?
わざわざ洗面所でつっかかってきて、関わってくるんじぇねーぞマウントを再びとられたの?
ていうか今の普通にお前も熱あったんだってなごめんなの謝罪会見の流れじゃないの?!
「いや、普通にお礼言ってれてもいいんじゃ・・。」
話しかけられた意図があまり分からず泡だらけの顔のまま立ち尽くす事しかできなかった。
そして家事のほとんどは意外な事に美月君がこなしていた。
洗濯物はもちろん、掃除もご飯づくりもすべて。
まあ、隼人さん仕事から帰ってくるのも毎日遅いし家事する暇もないよな。
掃除は私も自分の使うゾーン等は、二人のいない間にするし、食事も洗濯も別なので時間さえうまくずらせば同じ家にいながらほぼ鉢合わせずに済むのだ。
この共同生活において最も大切なのは協調性ではない・・。
足音を聞き分けるするどい耳の感覚・・そして気配を察知するとぎすまされた感覚・・。
「ちょっと邪魔なんだけど。」
思わぬ敵の出現に思わず肩がびくりと跳ね上がる。
この声は美月君・・。
するどい耳の感覚とかなんとか心の中で散々言った直後にその現れ方は反則でしょ・・。
全く気付かなかった・・。
全然感覚研ぎ澄ませてなかったよ・・。
ていうかいっつもこの時間に洗面所使わないじゃん・・この時間は私じゃん・・。
「すみませんすぐどきます・・。」
しょうがないのでなるべくすっぴんをみられないように俯きながら洗面所に入った。
恐らく洗濯機を回しにきたのだろう。
まだ洗濯物干してないみたいだったし。
洗面所の隣に洗濯機があるので、真横でぴっぴと機械を操作する音が聞こえる。
そんな中私はずっと俯きながら泡で洗顔をしているわけだけど・・。
なんだか妙に視線を感じるのは気のせいだろうか・・。
いや、気のせいか・・気のせいだよね・・。
しかし機械を操作する音が終わっても彼は一向に洗濯機の前から動こうとしない。
そしてやっぱり隣から感じる視線。
え?
なに?美月君も洗面所も使う感じ?
もしかしてこれ急げって圧かけられてる?
ええええ・・顔あげずらいー・・。
なんでー・・?いっつも使ってたら諦めてすぐどっか行くじゃんー・・?
どうしようか悩みながら顔を泡だらけにしているとずっとこっちを見ていたであろう美月君がぼそりとつぶやいた。
「この間。
お前も熱あったんだってな。兄貴にきいた。」
予想外の言葉に思わず顔を上げる。
そのままの勢いで思わず美月君の方をみた。
目があって数秒固まる。
しかしすぐに彼はバッと顔を逸らした。
顔をこちらにみせないように手で口を覆いながらプルプルと肩を震わせている。
なに?!泣いてる?!
めちゃくちゃ肩震えてるけどもしかして泣いてる?!
私なんかした?!
突然話しかけられた事にもびっくりしたけど、思わぬ展開に私もいまいちついていけず頭が混乱する。
「あの・・急にどうしたんですか。
大丈夫・・。」
って違う!!これ笑ってる!!
私の泡だらけの顔みてめちゃくちゃ笑ってる!!
顔真っ赤になってるし!!
しかしすぐに我に返ったのか咳払いをしていつもの無表情に戻り私の顔を見ないように後ろに向きなおる。
「っごほん・・まあ・・それだけ。
うっとうしいから変に気使っておせっかいやくのやめろよな。
そういうのありがた迷惑だから。」
そう言い残し、振り向きもせずに洗面所から美月君はでていった。
え?
今の一体なんだったの・・?
なに?
マウント?
わざわざ洗面所でつっかかってきて、関わってくるんじぇねーぞマウントを再びとられたの?
ていうか今の普通にお前も熱あったんだってなごめんなの謝罪会見の流れじゃないの?!
「いや、普通にお礼言ってれてもいいんじゃ・・。」
話しかけられた意図があまり分からず泡だらけの顔のまま立ち尽くす事しかできなかった。