逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
緊張していた芽衣を目の前に、恋人達のデートに相応しい夜にしようと意気込んでいたが、
その後、直ぐに俺の方が超緊張をすることになったのは内緒だ。
まあ、思い出すだけでニヤけてしまう。

二人の仲は最高潮となり朝を迎えた訳だが、芽衣はまだ眠っているのに無意識にオレへ擦り寄り
ほんと猫みたいにかわいい。
はー、もう何やっても許せるわ。

モゾモゾ動く芽衣の頭を撫でていると、動きが止まる。
あっ、起きた?

「芽衣、おはよう。カラダ大丈夫?」

「…おはよ。うん、平気…。」

恥ずかしがってる様子だ。
このお姫様をどうしてしまおうかと、いたずら心が顔を出す。

「動ける? 一緒にお風呂入ろうか。」

「だ、大丈夫。先にどうぞ…。」

「分かった。昨日はとってもかわいいかった。入れそうなら、おいで。」

そう言って、バスルームへ向かうと、ベッドでシーツ被って照れていた。
あー、楽しい。
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