見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
(あの時もその前からも、副社長はずっと私のことを見ていて……それであの時、ああ言って自覚させようとしてくれたんだ。でも、私は彼の言葉に疑問を感じて、聞き流そうとしかできなかった)


周りの目を気にして、早く彼から逃げ出したかった。
それなのに、彼は私を連れて逃げて、きちんと伝えようとしてくれた。


今のままでは、いつか自分がダメになる。
泣くのも忘れて人のことばかりを考えていれば、自分のメンタルがきっと潰れる……と__。


そう思うと、確かにこのところ調子が変だった。

話を聞いた後、無性に胸がいっぱいになり、泣きそうな気持ちや変に怒り出したいような思いが膨らんで、それではいけない…とぐっと飲み込み、堪えようとしていた。


忘年会の時も些細な一言に落ち込み、自分は先輩に比べて劣っていると感じて気分が沈んだ。

だから先輩は、「私らしくあればいい」…と察して言ってくれたのだ。

多分それは、先輩も少なからず、同じ思いを経験したことがあるから………



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