見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「人事部長に、あの件も話してくれたんですか?」


そう訊くと食事をしていた彼は手を止め、「社内でのことは、プライベートでは話さない」と口を噤む。
そういう彼の態度には素っ気なさを感じる。けれど、きっと言ったことを相手に伝えてくれているだろうと信じている。


「そういえば、総務部長がね」


言いかけてハッとし、慌てて口を閉ざした。
いい気分になって言い過ぎそうだった…と思ったのだが、私が急に押し黙ったのが気になったらしく、彼の方が、「何だ?」と顔を向けてきた。


「いいえ、特に何でも」


気になさらず、と言うが、「そうはいくか」と返され、「何を言いたかったんだ!?」としつこく問われた。


「さっき社内でのことは話さないと言ったばかりじゃないですか」

「それは人事に関係することだからだ。でも、総務部長が言ったことは、人事とは関係ないだろ」

「別にそうじゃないかもしれませんよ」

「何!?それなら尚のこと聞いておきたい」


「早く話せ」と言われ続けたが、私は「内緒です!」と断り、結局、頑固さに負けた彼が拗ねてしまい、「もういい」と諦めて食事を再開した。


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