見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
琴音なりに俺の立場は十分過ぎるくらい理解しているだろうし…と付け足せば、堂本の方が気の毒そうな表情をして。


「すごく楽しみにされている様子だったのに、なんて可哀想な」

「それをお前が言うなよ。俺の方も残念で仕方ないんだから」


本当は兄貴に代わって行って欲しいくらいだが、兄嫁が妊娠中ではあるし、あの過保護な兄貴がそれを放って行く訳がない…と嘆いた。


「それじゃ私が副社長の分も神野さんのことを構います!大丈夫、心配には及びません!」

「いや、そういうお前が一番危険そうだからやめてくれ」


もう琴音の周りに十分相手を頼んでいる、と話せば、多少顔を曇らせる。


「秘書を疑うとは」

「いや、俺はお前だけじゃなく、社内の男全員を疑ってるんだよ」


琴音のことは女性陣に任せているから大丈夫だ、と言うと、むぅっとした表情をしていたが……。




(実際の旅行中は、何も手出しが出来ないようになってるんだから、ザマーミロだ)


俺の秘策はこれからなんだよ…とほくそ笑み、社員旅行に出かけた連中が乗る大型バスの到着を待っていた。

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