見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
(あの時、兄嫁の助言もあって、この場所に決まったんだよな)


水の都を模したテーマパーク。
しかも宿泊する場所はパーク内の高級リゾートホテルだと聞き、社員達のテンションは上がったようだ。


(宿泊費はほぼ半額に近い価格だし、部屋のタイプも選べるとなれば、そりゃ行きたくもなるよな)


観光もできるし夜はイルミネーションも楽しめる。
宴会もなく自由時間も多いとなれば、女子大半は此処がいい…と騒いだらしい。


(それもまあ、俺の秘策の一つなんだけどな)


何も知らないのは、琴音と男性陣くらいのものか。


(…ああ、他にもいたな)


驚かせたい連中はまだ居たんだ…とほくそ笑む。
景色を眺めながら明日のことを思う俺は、秘策が全てうまく運ぶことを願い、彼女の到着を待ち望んだ。


(三日ほど顔も見ていなかったし、早く会いたいな)


早く驚く顔が見たい。そして、抱きしめて温もりを感じたい……。


どういう顔をするだろう…と思うだけでワクワクしてくる。
そのうち待ちきれなくなった俺はソファから立ち上がり、テラスと室内を行ったり来たりしながらロックが解除されるのを待ち続けた。


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