見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
それがまさか、こんなことが待ってるなんて…と驚きを隠せず、しかし、急に現実を意識したらしい。


「あの……お仕事は?」


視察の途中じゃないの?と訊ねる彼女に、俺は小さく微笑んだ。


「実はあれは嘘なんだ。琴音をガッカリさせといて、此処で合流するつもりでいた」


最初から視察は三日間だけだった…と明かせば、驚いたような呆れたような顔つきに変わる。


「…っもう、本気でガッカリしてたのに」


でも、嬉しい…とまた抱き付いてくる。
そんな彼女を愛おしく思いながら抱きしめ返し、今夜は二人だけで過ごそう…と約束した。


テラスでお茶を飲みながら、ゆっくりと散策する場所を決めた俺達は、夜はイルミネーションを楽しもうと考えた。
但し、人が集まる場所では俺の存在がバレるとまずい…と話すと彼女は頷き、「それじゃバレないように変装でもする?」と提案してくる。


「サングラス掛けて帽子を被ってみたらどう?私もウィッグ付けて別人になろうかな」


実は面白いものを珠紀が貸してくれたの…と金髪の巻き髪ウィッグを見せ、「こうすると私に見えないでしょ」と頭に被って見せる。


< 315 / 325 >

この作品をシェア

pagetop