見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「あの……これは?」


姿見の前に立つ彼女は自分のウェディングドレス姿を見つめ、戸惑いながら訊ねた。


「どういうこと?」


何も聞いてもない…といった感じで振り返る彼女は、タキシード姿の俺に気づいて目を見開く。


「どういう…って、そういう意味だよ」


微笑みながら近付いた俺は、似合うぞ…と囁いて申し込んだ。


「俺と結婚しよう琴音。待たせたけど、やっとその日が来たよ」


手を取って指先に口付けると、彼女は瞬きを繰り返して声を発する。


「えっ…!?」

「もう君の両親には了解を得てるよ。俺の親にも報告したし、後は琴音の返事をもらうだけ」


澄ました顔つきでそう言うと、彼女は唖然…といった感じの表情に変わる。


「…返事は?」


まさか、ノーはないよな…と思いつつも緊張しながら待ち構える。
そんな心情を知らない彼女は、呆然としたまま声を返した。


「…そんなの『はい』に決まってる。それに待たされたなんて、思ったこともない…」


その日がいつか来る…とずっと信じていた。
それが今だと知って、驚いているだけだ…と言って涙ぐむ。


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