見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「この旅行が終わったら、琴音をぼちぼち退職させようと思う。だから、今後は君と葉山さんとで琴音の分まで福利厚生に携わって、社員達の為に頑張っていって欲しい。
君達の仕事ぶりは、いつもきっと誰かに見守られている。皆のことを大事に思って仕事に励めば、いつか君にも今日の様な感動が味わえるかもしれない」


そうだよな、と振り返ると、泣きじゃくっている琴音が、こくこくと首を縦に振った。


「…まさか、こんな素敵な場所で皆からお祝いして貰えるなんて…本当に思ってなかったくらい今幸せで……有り難くって……何度お礼を言っても……足りない……」


これも皆のおかげ…と涙を流すが、辻が「それは違うよ」と否定する。


「私達は、これまで神野ちゃんがしてくれたことへの感謝を形にしたまでだよ。それも、その機会を与えてくれた副社長の愛があってだからこそ」


そう言うと、「もう喋ってもいいですか?」と俺に目を向け、頷くと微笑んで、真実を彼女に打ち明け始めた。


< 322 / 325 >

この作品をシェア

pagetop