見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「あのね、神野ちゃん、実はこの旅行先に決まったのは、陰で副社長がこっそり動いてたからなのよ。
彼は私に、『琴音とテーマパーク内のチャペルで式が挙げたい』と言ってきて、それで『協力をして貰えないだろうか?』とお願いされたの。
私、自分のことでは散々神野ちゃんのお世話になってたし、皆にも話して、大賛成だと言って大乗り気でこの作戦に乗ることにしたの。
昨日のホテルのことも最初から伺ってたし、テーマパーク内ではバレずに過ごしたい…と言われて、ウィッグを預けてくれたのも実は副社長なんだ。
神野ちゃん何も気づいてない様子だったけど、私や他の子もウィッグを付けて、皆変装してたのよ。だから、二人のラブラブ写真、結構いっぱい撮ってるんだ」


それはまた後からあげるね、とウインクされ、琴音は言葉をなくして俺の方を向く。



「私も一枚噛んでるわよ」


馬車の陰からそう言って現れたのは兄嫁と兄貴だ。

マタニティドレスに身を包んだ兄嫁は、「間に合わなかった…」と残念そうに微笑み、琴音に近付いて、「おめでとう」と声をかけた。


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