見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
目を瞑って、もう二度と見ないと思いながら謝りを入れる。
彼はその声にハッ…と短く溜息を吐くと駐車場に停めた車へ向かい、そ…っと私の足元を地面に下ろして訊いた。


「立てるか?」


無理そうならそこら辺に座っておけ、と言いながらゆっくり手離す。
私は恐々しながらも支えて貰いながら立ち、さっきよりもきちんと足に力が入るのを確かめて頷いた。


「大丈夫……みたいです」


すみません、と謝りながら車のキーを手渡す。
キーを受け取った人はリモコンでロックを解除し、後ろのドア開けて大型のクーラーボックスをさっと抱えて地面に下ろした。


「これを上に持って行くんだな」

「はい。底に滑車が付いているので、持ち手を伸ばして」


ボックスを斜めにしながら引っ張って運べるから便利なんです、と教えて来た道を歩き出した。
行きと違って帰りは上り坂で、さっきまで力の入らなかった足には結構な負担を感じたけれど。



「……全く、あんたって人は」


呆れた様に声を発する彼のことを斜め後ろから見て確認する。

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