見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
目線を後ろに向けると直ぐに前を向き直った人は、ふぅ…と息を漏らし、肩の力を抜きながらこう囁いた。
「なんだか放っておけない奴だな」
そう言いながら、後ろに手を回して私の手を握る。
「歩くのが遅いから引っ張ってやる」…と呟き、その言葉面は冷たいようにも受け取れたけれど……。
握っている彼の掌はとても温かくて。
さっきまでの怖さとか、寒さとかも忘れるくらいに、胸の奥がほっこりしだす。
それに、今はすごく安心している。
あの日、彼に抱き竦められたたまま眠った、夜みたいに___。
ハッ!
(なに思い出してんの!)
あれは迷惑をかけたんだから、本当は謝って誤解を解かないといけないのだ。
でも、今はただ彼の手の温もりに触れて、暗いけど幸せなこの雰囲気に浸っていたい。
(後できっと謝りに行こう。そして、あの夜のことを誤解だと説明しよう)
信じてくれるかどうかは分からないけれど、酒乱とか変態とか風に思われているよりはマシだ。
うん、そうしよう…と頷きながら心に決めた。
キャンプ地までの時間が永遠に続けばいいのに……と思いながら夜空の星を見上げた。
「なんだか放っておけない奴だな」
そう言いながら、後ろに手を回して私の手を握る。
「歩くのが遅いから引っ張ってやる」…と呟き、その言葉面は冷たいようにも受け取れたけれど……。
握っている彼の掌はとても温かくて。
さっきまでの怖さとか、寒さとかも忘れるくらいに、胸の奥がほっこりしだす。
それに、今はすごく安心している。
あの日、彼に抱き竦められたたまま眠った、夜みたいに___。
ハッ!
(なに思い出してんの!)
あれは迷惑をかけたんだから、本当は謝って誤解を解かないといけないのだ。
でも、今はただ彼の手の温もりに触れて、暗いけど幸せなこの雰囲気に浸っていたい。
(後できっと謝りに行こう。そして、あの夜のことを誤解だと説明しよう)
信じてくれるかどうかは分からないけれど、酒乱とか変態とか風に思われているよりはマシだ。
うん、そうしよう…と頷きながら心に決めた。
キャンプ地までの時間が永遠に続けばいいのに……と思いながら夜空の星を見上げた。