君がいればそれだけで。
確かに王女の兄の騒動があってから、時間ギリギリになって見付かる事が増えた。でも、それと同時に人々が王女を好くようになっていったのも事実。俺たちの負担は増えたけれど、人間関係が良好なら良いのではと思う時もある。

「見付かったか!?」

「だぁめだー!どこ探してもいねぇよ!」

「城の中じゃないのか?」

手分けして探していたリズレイドと合流したけれど、城内にはいないという事しか分からなかった。
行き詰まって考えを巡らしていると、懐かしい笑い声がリズレイドの後ろから聞こえてきた。豪快な笑い声の主は俺たちが仕えている鬼の国王だった。
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