君がいればそれだけで。
「王女・・・じゃなかった。フィン様、準備は宜しいのですか?」

「今日は私が主役な訳じゃないから。このままでいようと思うの。・・・二人はどう?私の下に来て後悔してる?」

「急にどうなされたのですか?俺、フィン様に会えてから毎日楽しいですよ?」

「俺も!フィン様の所に来てから自分の事を色々知れて助かってます!」

扉が開くとリズレイドがフィン様と言い直しながらラズハルドと二人で入ってきた。もうそろそろ時間だから心配してきてくれたのだろう。
普段訊かないであろうフィン様の質問に困惑しながらも、二人は本音を話していた。
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