くちびるが忘れない
上からチラッとのぞいて
『エッ!』
思わず声が出ちゃった
どうしたの?って聞く同僚に笑顔でごまかしながら
心臓はバクバクいってる
何でもないふりで給湯室に向かったけど
…何で
とりあえずお茶入れよう
部署内にご立派なコーヒーマシーンが設置してあるのに
我が部長は朝の一杯は高級玉露と決まっている
しかも私を御指名なのだ
指名料欲しいよ
部長専用のゴッツい湯呑みにたっぷり注いで
ドキドキしてオフィスに戻る
『おはようございます』
「おはよう。結城さんのお茶待ってたよ」
ニッコリ微笑まれ悪い気はしない
フゥ…
いつものように右手に向き直って
そこにいる人物を確認して
『おはようございます』
変わらない挨拶出来てるよね
「おはよう」
相変わらずの素っ気ない声と冷たい眼差し
あんな優しい笑顔も出来るくせに
何か腹立つ
颯太の言う通り私は矢野将太郎に何かしでかしたのか?
デスクに戻って椅子に座る時
ガサッ
また足にあたる紙袋
邪魔になるしロッカーにしまった
何故ココにあるのか?
理由は1つだ
『エッ!』
思わず声が出ちゃった
どうしたの?って聞く同僚に笑顔でごまかしながら
心臓はバクバクいってる
何でもないふりで給湯室に向かったけど
…何で
とりあえずお茶入れよう
部署内にご立派なコーヒーマシーンが設置してあるのに
我が部長は朝の一杯は高級玉露と決まっている
しかも私を御指名なのだ
指名料欲しいよ
部長専用のゴッツい湯呑みにたっぷり注いで
ドキドキしてオフィスに戻る
『おはようございます』
「おはよう。結城さんのお茶待ってたよ」
ニッコリ微笑まれ悪い気はしない
フゥ…
いつものように右手に向き直って
そこにいる人物を確認して
『おはようございます』
変わらない挨拶出来てるよね
「おはよう」
相変わらずの素っ気ない声と冷たい眼差し
あんな優しい笑顔も出来るくせに
何か腹立つ
颯太の言う通り私は矢野将太郎に何かしでかしたのか?
デスクに戻って椅子に座る時
ガサッ
また足にあたる紙袋
邪魔になるしロッカーにしまった
何故ココにあるのか?
理由は1つだ