王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



「……ほんと可愛い。
もっと欲しくなる……。寝かせてあげられない」


そう言った芭瑠くんは言葉どおり
何度も何度も求めてきて……。


意識が飛びそうになるくらい求められて、声を我慢するとか恥ずかしいとかそんなものぜんぶ忘れるくらい……。


「はぁ……っ、もうダメ……んんっ」


「……ダメって言ってるわりに身体反応してるの気づいてる?」


弱いところを攻めてくるから、
反応しないわけない……。



「い、言わないで……っ」

「それに芙結のダメは、もっとってことでしょ?」

「っ…、」



意識が飛びかけるたびに、
首筋に噛みつかれて、何度も求められて……。


今まで感じたことがない

甘い熱と、痛みを知った



そんな甘すぎる危険な一夜━━━━。

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