君は同期で幼馴染で××で
高校では、一度も陸と同じクラスになることはなかった。美希とは2年の時、舞とは3年の時に同じクラスになったから、なんだかんだで3人でよくつるんでいた。もちろん、時には陸も一緒に。



「真紀、卒業後の進路は決めた?」

高校3年にもなると、遊んでばかりはいられない。具体的な進路の話をするようになっていた。
私たちが通うのは進学校だったから、ほとんどの生徒が進学を希望する。

「うーん、まだこれってはっきりはしてないけど、私、一人暮らしがしてみたいし、都会に行ってみたいんだよね」

不純な動機だとはわかっていたけど、片田舎に住む私達にとって、都会に憧れるのはみんな同じだった。

「だから、東京の大学に進学したいって、漠然と考えてる」

父も母も、進学について細かいことは言わなかった。私が東京に行きたいと話すと、本当にやりたいことや、行きたい学校があるならかまわないと言ってくれた。
目標を明確にした方がやる気が出るからと、それから私は早い段階で進学希望先を決めた。

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