極上御曹司はウブな彼女を独占愛で堕としたい
着物を着ると苦しいけど背筋がしゃきっとする。
前回は助けられないと着れなかったけど今回はほぼ一人で着付け出来てちょっと嬉しい。
教室が終わり、いつもは着物を借りていたので脱いで帰るのだけど今日はそのまま買い物に繰り出すことにした。
呉服屋まき乃の隣にははんなりという和小物のお店がある。
そこの看板娘の林茉子ちゃんは私の一つ上で同年代ということもあり通ううちに仲良くなったお友達。
「叶ちゃんが着物着てる!すごく似合ってるよ!」
「茉子ちゃんの方が似合ってるよ、私はまだ着慣れなくて」
和小物のお店だけあって茉子ちゃんは町娘風の着物を着こなしていてとても憧れる。
「そんなことないよ、すごく上品でどこかの若奥様みたい」
「や、やだなあ、そんな褒めても何も出ないよ?」
誉めそやされて照れてしまった私は頬を染め俯いた。その先に可愛らしいかんざしが並んでいて目に留まる。
折角の素敵なお着物を着てるのに髪の毛は無造作なお団子ヘア。そこにかんざしを挿したら少しはこなれて見えるだろうかとかんざしに手を伸ばした。
すると横からひょいっとかんざしが攫われて顔を上げた。
「これ、叶ちゃんに似合いそうだね」
「あれ?大和さんなんでここに?」
ぽかんとしてる私に代わって茉子ちゃんが大和さんに話しかける。
前回は助けられないと着れなかったけど今回はほぼ一人で着付け出来てちょっと嬉しい。
教室が終わり、いつもは着物を借りていたので脱いで帰るのだけど今日はそのまま買い物に繰り出すことにした。
呉服屋まき乃の隣にははんなりという和小物のお店がある。
そこの看板娘の林茉子ちゃんは私の一つ上で同年代ということもあり通ううちに仲良くなったお友達。
「叶ちゃんが着物着てる!すごく似合ってるよ!」
「茉子ちゃんの方が似合ってるよ、私はまだ着慣れなくて」
和小物のお店だけあって茉子ちゃんは町娘風の着物を着こなしていてとても憧れる。
「そんなことないよ、すごく上品でどこかの若奥様みたい」
「や、やだなあ、そんな褒めても何も出ないよ?」
誉めそやされて照れてしまった私は頬を染め俯いた。その先に可愛らしいかんざしが並んでいて目に留まる。
折角の素敵なお着物を着てるのに髪の毛は無造作なお団子ヘア。そこにかんざしを挿したら少しはこなれて見えるだろうかとかんざしに手を伸ばした。
すると横からひょいっとかんざしが攫われて顔を上げた。
「これ、叶ちゃんに似合いそうだね」
「あれ?大和さんなんでここに?」
ぽかんとしてる私に代わって茉子ちゃんが大和さんに話しかける。