極上御曹司はウブな彼女を独占愛で堕としたい
気を取り直して食事を頂いた後、緊張しながら婚姻届に署名をした。
流星さんと私の名が並ぶと本当に結婚するんだと、実感が沸いてくる。
しかも証人欄には既に旦那様の署名が書かれていて驚いた。
旦那さまが一番私たちの結婚を反対するんじゃないだろうか?

「父の事は心配ない。叶と結婚するといったら喜んでいたからな」
「え?どういうことですか?」
「ここ3ヶ月叶と過ごすうちに叶を娘のように思ってたそうだ。気は気くし家が華やぐと家政婦としてでなく嫁として迎えてもいいと考えていたそうだ」
「風雅の嫁にと考えていたようだがな」と流星さんは一人呟き渋い顔をした。
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