極上御曹司はウブな彼女を独占愛で堕としたい
熱くなった頬が両手で包まれ額が合わさり強い光を湛えた双眼が私を捉えて離さない。
「叶、いいな、俺と結婚するんだ」
「…はい」
頭も身体も蕩けて夢現で返事をした。
また優しくキスされてじわじわと幸せな気持ちが溢れてくる。
流星さんの傍に居られる。それだけでなく結婚できるなんて、流星さんが私を選んでくれるなんて、まだ信じられない気持ちと嬉しい気持ちがないまぜになって涙が溢れた。
涙を拭い強く強く抱きしめてくれる流星さんに体を預けると得も言われぬ安心感が私を包んだ。
幸せの余韻に浸っているとチャイムが鳴った。
流星さんが出て戻ってくると手にはケイタリングの袋を持っていた。どうやら和泉さんが気を利かせて頼んでくれたようだ。
そう言えばお腹が空いた。まずは食べようかとダイニングテーブルに行くと、テーブルの上に置かれたままの書類が目に入った。
「こ…これ…」
「婚姻届だ、これを見たら俺の意図が分かったろうに見もせずに逃げたな、叶は」
イジワルににやりと笑う流星さん。逃げてしまった後悔で止まったはずの涙がまた浮かぶ。
「だっ…て、婚姻届だなんて、夢にも思わなくて…」
「悪い泣くな。お前が泣くと俺が罪悪感に苛まれる」
流星さんは困った顔でしゅんとする私を抱きしめ頭を撫でてくれた。
「叶、いいな、俺と結婚するんだ」
「…はい」
頭も身体も蕩けて夢現で返事をした。
また優しくキスされてじわじわと幸せな気持ちが溢れてくる。
流星さんの傍に居られる。それだけでなく結婚できるなんて、流星さんが私を選んでくれるなんて、まだ信じられない気持ちと嬉しい気持ちがないまぜになって涙が溢れた。
涙を拭い強く強く抱きしめてくれる流星さんに体を預けると得も言われぬ安心感が私を包んだ。
幸せの余韻に浸っているとチャイムが鳴った。
流星さんが出て戻ってくると手にはケイタリングの袋を持っていた。どうやら和泉さんが気を利かせて頼んでくれたようだ。
そう言えばお腹が空いた。まずは食べようかとダイニングテーブルに行くと、テーブルの上に置かれたままの書類が目に入った。
「こ…これ…」
「婚姻届だ、これを見たら俺の意図が分かったろうに見もせずに逃げたな、叶は」
イジワルににやりと笑う流星さん。逃げてしまった後悔で止まったはずの涙がまた浮かぶ。
「だっ…て、婚姻届だなんて、夢にも思わなくて…」
「悪い泣くな。お前が泣くと俺が罪悪感に苛まれる」
流星さんは困った顔でしゅんとする私を抱きしめ頭を撫でてくれた。