あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~
せめて今日先輩と話せると知っていたら化粧してきたのにな・・・

考えはあふれたけど、もうすぐ授業が終わる前に保健室に来たという証拠をのこさないといけないと保健室の扉を開けた。




養護教諭は時々大げさだ。
保健室にあるノートに”来た”という証拠を残そうとしたら、ものすごく暇だったのか先生につかまった私。念のため一時間ベッドで横になるように言われてしまった。

特別次の授業が受けたかったわけではない私はその申し出に乗ることにした。


保健室の窓からは校庭が見える。
その窓からは先輩がちゃんと草むしりに戻る姿が見えた。

先輩の記憶には残らなくても、完璧な先輩の存在に関われたことでやけに達成感?満足感?を感じた私はせっかくの機会だからと目を閉じ眠りについた。保健室って涼しくて寝心地がいい・・・
< 9 / 494 >

この作品をシェア

pagetop