★【純愛DAYS〜光里と阿佐の約束〜】
私たちが会うようになって3カ月ほどが過ぎた頃、



『はぁ。はぁっ。だめぇ…。お願い。今日だけだよ…』

『やっぱり駄目だ。好きすぎて。気持ちいいんじゃないの?
言ってしまえば?』

『気持ち…いい。でも…誠実が帰って来ちゃうのが怖くて…』

『大丈夫だよ。光里、俺ん家に来たらいい…。明日は? 誠実、おやすみかな?』





いつだって誠実を気にしていた阿佐くん…。



何を恐れていたの?

身体の関係を持つようになるにつれて、
阿佐くんの不安が目に入るようになったとき、

私自身は…
揺らぐ気持ちを抑えきれずになっていく。



本当を言うと、
はじめ身体の関係だけはしたくなかった…。

< 7 / 39 >

この作品をシェア

pagetop