君はアイドル
「30分か暇だな…」
フラワースタンドをじーっと眺めていた。なんせすることがない。
意外と一人で来ている人も多く、不安な気持ちはそこまでなかったが、自分だけ何も知らないのもな、と思いMilkywayについて調べてみることにした。
SNSで検索してみるとごく普通のかわいい女の子がでてきた。
「あ、この子今日お誕生日の…」
黄色が良く似合うポニーテールの女の子。
しおりちゃん。
今日の意気込みを投稿していてなんだか凄いなあと思った。
「5人メンバーがいるのか。」
しおりちゃんの投稿に載っていた写真には5人のメンバーがいた。
一人一人のアカウントを覗きに行く。
赤色リーダーのなつきちゃん。
高校の時クラスのリーダー的存在だったであろう風格がうかがえる。
青色クールビューティなゆきなちゃん。
黒髪ストレートの女の子なんて久しぶりすぎて、思わず美人だなと呟いてしまった。
ピンク色のももねちゃん。
アニメで言うなら小悪魔系の女の子なのだろう。
ツインテールがよく似合っている。
紫色ののぞみちゃん。
大人しそうで、儚い感じがした。
どこか守ってあげたくなるような、花のような女の子。
「みんな可愛いんだな。そしてきっと僕より年下…同じくらい…?凄いなあ…。」
スタートの時間が近づいてくる度どんどん人が増えていく。
この子達のためにこんなにもの人が集まり、そしてこの子達にそれほどまでの魅力があると思うと
来る前の憂鬱さは少し抜け、少しワクワクしている自分がいるのだった。