【短】チョコプリンセス〜甘い甘い誘惑に勝てはしない〜
そんな中でまた、この前私が楽斗のことを好きだと当てた、男子に呼び出された。
「水谷さん、何回も言うけど、好きです。オレと付き合って?」
「だから、無理だってば」
「じゃあ、なんで水谷さんは小泉に早く告白しないの?っていうか、小泉のどこがいいの?」
その言葉にカチンと来る。
「あのさぁ?そういうの、君には関係ないよ?だってこれは私の問題なわけだし…私がいつのどのタイミングで告白するとか、なんで好きなのとか…君にわざわざ言う必要ないと思う」
「…ごめん」
つっけんどんに返した私に対して、素直に謝る彼。
私も言い過ぎたかと警戒を緩めると、ガシッと両手を掴まれた。
「な、何っ?!」
「でも、オレやっぱり諦めないから。当日チョコレート待ってるから」
そう、また自分の言いたいことだけ言うと、彼はその場から去って行った。
「なんなんだ、もう……」
どいつもこいつも、自分勝手で…。
私のチョコレートに、そんなに価値があるとは到底思えないんだけど………。