【短】チョコプリンセス〜甘い甘い誘惑に勝てはしない〜
「ねぇ?なんで、そんなにフライングしたかったの?」
私は理由を言ったぞ!と言わんばかりに尋ねると、楽斗の視線が泳ぐ。
「がーくーと?」
「この前愛咲ちゃんに告白してたヤツから、また愛咲ちゃんが呼び出し受けてたから…もう、気が気じゃなくて…もう、愛咲ちゃんがなんて言っても、自分の方振り向かせようって焦ってたの!」
かぁーっと耳まで赤くする楽斗。
そんな楽斗を見たのは初めてで、私は楽斗の頬を引き寄せて、小さく呟いた。
「ばか。私はずーっと楽斗のモノだよ」
それに気を良くしたのか、楽斗はうん、と頷いてすりすりと私の手に頬を寄せる。
ひたひたの、ハッピー。
ひたひたの…幸せ。
これからも、これからも…。
この愛は、キミのためだけに……。
ハッピーバレンタイン……。
Fin.


