【女の事件】黒煙のレクイエム
第27話
「あっ…何だろうこのメールは…おもしろそうだな…ちょっとだけ開けてみようか。」
年金機構の職員のあきよしは、パソコンのイーメールに添付されていたメールでおもしろいタイトルの題名が記載されていたので開封をした。
その時であった。
メールを開封したとたんに、パソコンの画面に恐ろしい鎌(かま)を持っていてニタニタと笑っている死神の映像とわけのわからないハングルのメッセージが書かれているのが出てきた。
この瞬間に、あきよしのパソコンがウイルスに感染をしてしまった。
あきよしはキーボードを叩いてどうにかしようとしていたが、どんなにキーボードを叩いても応答をしなかったので、大パニックを起こしていた。
どうしよう…
どうすればいいのだ…
あきよしは、次の日から仕事を休んでしまった。
重大事件は、あきよしがつとめを休んだ日から7日後の2019年6月19日頃に発生をした。
あきよしが使っていたパソコンがウイルスに感染をした後、パソコンに記録していた年金受給者の受給者番号などの個人情報が外部に流出していたことが明らかになった。
過去にも、同様の手口で年金機構の複数の職員が使っていたパソコンがウイルスに感染をして個人情報が外部に流出した事件が発生をしていたが、今回はあきよしのパソコンだけが感染をしてしまった。
ウイルスに汚染されてしまったパソコンには、20万件分の個人情報が記録されていたが、20万件全部の個人情報が外部に流出をしてしまった。
降り悪く、流出してしまった年金番号のうち7件の受給者番号から年金がだましとられた被害が出た。
あきよしは年金機構から『懲罰委員会を行うので、年金機構の事務所に来い!!』と呼び出しの電話を受けて、年金機構にやって来た。
あきよしは『パスワードはこまめに変えていた…なのに、どうしてウイルスに汚染されたのか分からない…』とオタオタした口調で役員の前で説明をしていた。
役員たちは、あきよしの説明は説得力がないと言う表情で見ていたので、あきよしはブチキレてしまった。
ブチキレてしまったあきよしは、役員の机をひとりずつ叩いて役員の名前を呼びずてで呼び回った後『覚えていろよ!!オドレらがオレをおとしいれるウイルスメールを送ったことを世間に公開するから覚悟しとけよ!!』と凄んで行ったあと、委員長の席にツバをはいて部屋を出ていった。
役員のみんなは、あきよしの態度を見て激怒していた。
その後あきよしは、デスクの後片付けをした後、直属の上司の机に置いていた花瓶の中身をぬきとって、花瓶の水をこぼしてべとべとに濡らしたあと、職場放棄をした。
職場放棄をしたあきよしは、玉野市内にあるマルナカ(スーパーストア)できつい濃度のお酒を大量に買った後、帰宅をした。
その日の夜、家庭内で深刻な事件が発生をした。
場所は、玉野市宇野8丁目にあるマンションの一室にて…
あきよしは、アタシに年金機構をやめた…国の行政の仕事にほこりが持てなくなったと言うたので、そこから大ゲンカになってしまった。
あきよしは、濃度がめちゃめちゃ高いジンをストレートで口にしていたので、正常に会話ができなくなっていた。
「あきよしさん!!あんた一体何考えとんかしら!!自分のパソコンから個人情報が大量に流出をしてしまった上に年金をだましとられてしまったことについて悪いことをしたと言う気持ちが全くない上に、役員の机にこぶしをつくって叩いて奇声をあげて暴れたあげくにやめた…あんたね!!明日からどうやって行くのよ!!あんたが働かなかったら困るのはアタシなのよ!!あんたね、どぎつい酒をのんでぐでんぐでんに酔っている場合じゃないのよ!!」
「ウルセー…オレはな…年金機構で働きたくなかったのだよ…オレは…(徳島の)文理大学を卒業したら…ハーバード大学へ留学して研究に打ち込むことが決まっていたのに…アニキのせいでオレの人生が狂ってしまったのだよ!!」
「それはどう言う意味なのよ!!お兄さんは、あんたが就職浪人になったら困ると思って、しってはる人に就職のお願いをしていたのよ!!行くところがなくなったら、困るのはアタシなのよ!!」
「ルセー!!オドレはいつからアニキのカタを持つようになったのだ!?」
「それ、どういう意味なのよ!!アタシが義兄とやらしいことをしていたとでも言いたいのかしら!?」
「ああそうだよ!!こずえはいつからアニキのテカケになったんぞ!!オドレはアニキの前ではだかになってやらしいことしよったからこらえへんけん!!」
「キーッ!!何なのよあんたはもう!!アタシが義兄と肉体関係を持っていたと言うコンキョがなんなのかを具体的に言いなさいよ!!」
「何だと!?複数の男とカンケーを持っておいてまだいいわけをならべる気なのか!?」
(バシッ!!バシッ!!バシッ!!)
あきよしは、アタシの顔を平手打ちで思い切り叩いた後、力任せにアタシを倒して身体を押さえつけていた。
「何するのよ!!やめて!!」
「ルセー!!オドレと結婚をしてからついていないことばかりだ!!オレのパソコンが感染した原因は、アニキなんだよ!!オドレはアニキのテカケだからやっつけてやる!!」
「イヤ…やめてやめてやめてやめてーーーーーーーーーーー!!」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!ブチッ!!)
あきよしは、アタシが着ていた白のブラウスを思い切り破いて、レモン色のストラップレスのブラジャーを引きちぎった。
「やめてー!!イヤー!!」
「ルセー!!アニキと肉体関係を持っていたからやっつけてやる!!やっつけてやる!!」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
続いて、下に着ていた赤色のスカートをボロメタに切り裂いた後、アタシを力で思い切り押さえつけて犯した。
サイアク…
何なのよ一体…
アタシが義兄と肉体関係を持っていたからあきよしの人生をボロメタに狂ったって…
アタシにどんな落ち度があると言うのよ…
アタシは、あきよしからシツヨウに殴られた上にボロボロになるまで犯されたので心身ともにズタズタに傷ついてしまった。
次の朝、マンションの下の階の住人から『あきよしが大声を張り上げて叫んでいたので一睡もできなかった…あきよしの家の人間を呼んでこい!!迎えに来てもらえ!!』と言うクレームの電話がマンションの管理会社にあった。
マンションの管理会社の人は、市内玉2丁目にあるあきよしの兄夫婦を呼び出した。
あきよしの兄夫婦は、二人が暮らしている部屋に行った。
あきよしの兄は、あきよしが大声を張り上げて叫んだ上にアタシに暴力をふるったことを聞いたので、グーであきよしの顔を2~3回殴ってから『あきよし!!オドレはどこのどこまでボンクラなんだ!!』と怒鳴りつけて、さらにあきよしをシツヨウに叩いていた。
兄嫁さんは、必死になって兄をなだめていた。
それから40分後に落ち着いたので、兄嫁さんはどうして大声を張り上げて叫んだ上にアタシにきつい暴力をふるったのかをたずねていた。
「あきよしさん…どうして…どうして、大声を張り上げて叫んだ上に…こずえさんにきつい暴力をふるったのよ?こずえさんにどんな落ち度があったと言うのよ…こずえさんは一生懸命になって家のことをしていたのよ…おそうじをしたり…洗濯物を洗ったり…ごはんを作ったり…おふろの支度まで…何もかもしていたのよ。」
「こずえがオレの人生をボロメタしたのだよ!!こずえがオレのパソコンにウイルスメールを送ったのだよ!!」
「あきよし!!何だその態度は!?」
「あなたやめて!!」
「オドレは入ってくるな!!あきよし!!オドレは年金機構で働くのがそんなに不満なのか!?」
「ああ不満だよ!!オドレがオレの海外留学を止めたのだからな!!」
「甘ったれるな!!」
「オドレがオレの人生を狂わせたのだ!!」
「だまれ!!」
「やめて!!もうやめて…もうサイアクだわ…どうしてきょうだいが仲良くできないのよ…どうしてそんなに大声を張り上げるのよ…アタシ…しんどいのよ…あきよしさん、あなたが年金機構をやめると言うのであれば、覚悟はできているでしょうね。」
「なんだよ…覚悟って…」
「転職した事業所は、条件が悪くなってしまうのよ…それでもいいのかしら!?」
「カンケーねえよ…そんなこと…」
「あきよしさんはそれでよくても、あとになってこんなはずではなかったと言うてコーカイするわよ…国の行政のお仕事だったら、お給料も高くて、昇給で、終身雇用で、なにもかもが安定していて、豊かな老後が送れるのよ!!…あきよしさんは豊かな老後はいらないと言うのね!!」
「やめろ!!もういい…あきよしは、どこの職場に行っても役立たずなんだよ…自分のパソコンから個人情報が大量に流出していたのに悪いと思っていないから…もうアカン…あきよし!!明日からハローワークへ行け!!今日限りでこのマンションを出るから、支度をしろ!!分かっていたら返事をしろ!!」
「分かったよ!!出て行くよ!!こんな狭苦しいマンションにいたら…息が詰まってしまうよ…ああ出て行く支度をするよ!!分かったよ!!はいと返事をすればいいのだろ!!はい分かりました!!」
何なのかしら…
自分が大声を張り上げて近所中にメイワクをかけて、急に居直って、何なのかしら…
アタシはこの時、あきよしとあきよしの兄をさげすんだ目で見つめていた。
あきよしが年金機構をやめたこととマンションで大声を張り上げて近所中にメイワクをかけていた問題を受けて、市内玉2丁目にある兄夫婦が暮らしている家に移って、結婚生活をやり直すことにした。
けれど、アタシはあきよしからレイプされたことが原因でガマンの限度を超えていた。
もはや結婚生活を続けて行くことは不可能だから、早いうちに離縁をしないとアタシは殺されてしまうと思って危機感を募らせていた。
6月28日のことであった。
あきよしは兄嫁さんからの紹介で段ボール工場に再就職をしたが、就業開始から10分で『やってられるか…何が働いてお給料を稼げだ…』と言うて職場放棄をしてした。
その日の夜のことであった。
あきよしは『段ボール工場の現場責任者のN山が年下のくせに生意気だったから頭に来てけとばしてやめたよ…何がお給料をかせげだ!!やってられるか…けっ…』と言うて、またどぎついジンロをストレートで一気のみをして酔いつぶれていたので、再び大ゲンカになってしまった。
「あんたね!!どうして来て早々に職場で目上の人間に対して喰ってかかって行くのよ!?あんたね、今回の一件で働くところがなくなったと言うことに気がつきなさいよ!!」
「何や!?働くところがなくなってしまったことに気が付けだと!!ジョートーだよ!!オレはな…小さいときから…大人数のところにいるのがイヤなんだよ!!文句あるか!?」
「何なのかしらあんたは!!あんたみたいに気に入らないことがあったらすぐにカッとなって暴れてわめくような男と結婚をしたのが間違いのもとだったのよ!!」
「オレだって!!オドレと結婚をしたのだから、人生がボロメタに狂ったのだよ!!返せよ!!オレが(徳島の)文理大学を卒業する6ヶ月前の頃に戻せ!!」
「できもしないことを言わないでよ!!」
「ルセー!!ワーッ!!」
あきよしは、手当たり次第アタシに物を投げつけて騒いだ後、アタシの顔を平手打ちで3回叩いて『出て行け!!』と怒鳴り散らした。
そこへあきよしの兄が固い棒を持って、アタシとあきよしがいる部屋にやって来た。
「あきよし!!」
あきよしの兄は思い切り怒鳴り散らした後、固い棒であきよしの背中を思い切り殴った。
あきよしは倒れた後、兄からシツヨウにけられていた。
あきよしは、反撃することができなかったので、兄からけられっぱなしになっていた。
サイアク…
何なのよ一体…
あきよしと言い…
義兄と言い…
何なのかしら…
情けないわ…
もうだめ…
アタシ…
ガマンの限度を通り越してしまったわ!!
アタシは、着替えとメイク道具がぎっしりと詰まっているボストンバックとさいふとスマホと貴重品が入っている赤茶色のバッグを持って、あきよしの家から出て行った。
アタシは、JR宇野線の電車に乗って岡山駅まで逃げた。
今度という今度は、本当に再婚をすることも新しい恋をすることも考えないわと思ったので、アタシの怒りは相当高まっていた。
年金機構の職員のあきよしは、パソコンのイーメールに添付されていたメールでおもしろいタイトルの題名が記載されていたので開封をした。
その時であった。
メールを開封したとたんに、パソコンの画面に恐ろしい鎌(かま)を持っていてニタニタと笑っている死神の映像とわけのわからないハングルのメッセージが書かれているのが出てきた。
この瞬間に、あきよしのパソコンがウイルスに感染をしてしまった。
あきよしはキーボードを叩いてどうにかしようとしていたが、どんなにキーボードを叩いても応答をしなかったので、大パニックを起こしていた。
どうしよう…
どうすればいいのだ…
あきよしは、次の日から仕事を休んでしまった。
重大事件は、あきよしがつとめを休んだ日から7日後の2019年6月19日頃に発生をした。
あきよしが使っていたパソコンがウイルスに感染をした後、パソコンに記録していた年金受給者の受給者番号などの個人情報が外部に流出していたことが明らかになった。
過去にも、同様の手口で年金機構の複数の職員が使っていたパソコンがウイルスに感染をして個人情報が外部に流出した事件が発生をしていたが、今回はあきよしのパソコンだけが感染をしてしまった。
ウイルスに汚染されてしまったパソコンには、20万件分の個人情報が記録されていたが、20万件全部の個人情報が外部に流出をしてしまった。
降り悪く、流出してしまった年金番号のうち7件の受給者番号から年金がだましとられた被害が出た。
あきよしは年金機構から『懲罰委員会を行うので、年金機構の事務所に来い!!』と呼び出しの電話を受けて、年金機構にやって来た。
あきよしは『パスワードはこまめに変えていた…なのに、どうしてウイルスに汚染されたのか分からない…』とオタオタした口調で役員の前で説明をしていた。
役員たちは、あきよしの説明は説得力がないと言う表情で見ていたので、あきよしはブチキレてしまった。
ブチキレてしまったあきよしは、役員の机をひとりずつ叩いて役員の名前を呼びずてで呼び回った後『覚えていろよ!!オドレらがオレをおとしいれるウイルスメールを送ったことを世間に公開するから覚悟しとけよ!!』と凄んで行ったあと、委員長の席にツバをはいて部屋を出ていった。
役員のみんなは、あきよしの態度を見て激怒していた。
その後あきよしは、デスクの後片付けをした後、直属の上司の机に置いていた花瓶の中身をぬきとって、花瓶の水をこぼしてべとべとに濡らしたあと、職場放棄をした。
職場放棄をしたあきよしは、玉野市内にあるマルナカ(スーパーストア)できつい濃度のお酒を大量に買った後、帰宅をした。
その日の夜、家庭内で深刻な事件が発生をした。
場所は、玉野市宇野8丁目にあるマンションの一室にて…
あきよしは、アタシに年金機構をやめた…国の行政の仕事にほこりが持てなくなったと言うたので、そこから大ゲンカになってしまった。
あきよしは、濃度がめちゃめちゃ高いジンをストレートで口にしていたので、正常に会話ができなくなっていた。
「あきよしさん!!あんた一体何考えとんかしら!!自分のパソコンから個人情報が大量に流出をしてしまった上に年金をだましとられてしまったことについて悪いことをしたと言う気持ちが全くない上に、役員の机にこぶしをつくって叩いて奇声をあげて暴れたあげくにやめた…あんたね!!明日からどうやって行くのよ!!あんたが働かなかったら困るのはアタシなのよ!!あんたね、どぎつい酒をのんでぐでんぐでんに酔っている場合じゃないのよ!!」
「ウルセー…オレはな…年金機構で働きたくなかったのだよ…オレは…(徳島の)文理大学を卒業したら…ハーバード大学へ留学して研究に打ち込むことが決まっていたのに…アニキのせいでオレの人生が狂ってしまったのだよ!!」
「それはどう言う意味なのよ!!お兄さんは、あんたが就職浪人になったら困ると思って、しってはる人に就職のお願いをしていたのよ!!行くところがなくなったら、困るのはアタシなのよ!!」
「ルセー!!オドレはいつからアニキのカタを持つようになったのだ!?」
「それ、どういう意味なのよ!!アタシが義兄とやらしいことをしていたとでも言いたいのかしら!?」
「ああそうだよ!!こずえはいつからアニキのテカケになったんぞ!!オドレはアニキの前ではだかになってやらしいことしよったからこらえへんけん!!」
「キーッ!!何なのよあんたはもう!!アタシが義兄と肉体関係を持っていたと言うコンキョがなんなのかを具体的に言いなさいよ!!」
「何だと!?複数の男とカンケーを持っておいてまだいいわけをならべる気なのか!?」
(バシッ!!バシッ!!バシッ!!)
あきよしは、アタシの顔を平手打ちで思い切り叩いた後、力任せにアタシを倒して身体を押さえつけていた。
「何するのよ!!やめて!!」
「ルセー!!オドレと結婚をしてからついていないことばかりだ!!オレのパソコンが感染した原因は、アニキなんだよ!!オドレはアニキのテカケだからやっつけてやる!!」
「イヤ…やめてやめてやめてやめてーーーーーーーーーーー!!」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!ブチッ!!)
あきよしは、アタシが着ていた白のブラウスを思い切り破いて、レモン色のストラップレスのブラジャーを引きちぎった。
「やめてー!!イヤー!!」
「ルセー!!アニキと肉体関係を持っていたからやっつけてやる!!やっつけてやる!!」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
続いて、下に着ていた赤色のスカートをボロメタに切り裂いた後、アタシを力で思い切り押さえつけて犯した。
サイアク…
何なのよ一体…
アタシが義兄と肉体関係を持っていたからあきよしの人生をボロメタに狂ったって…
アタシにどんな落ち度があると言うのよ…
アタシは、あきよしからシツヨウに殴られた上にボロボロになるまで犯されたので心身ともにズタズタに傷ついてしまった。
次の朝、マンションの下の階の住人から『あきよしが大声を張り上げて叫んでいたので一睡もできなかった…あきよしの家の人間を呼んでこい!!迎えに来てもらえ!!』と言うクレームの電話がマンションの管理会社にあった。
マンションの管理会社の人は、市内玉2丁目にあるあきよしの兄夫婦を呼び出した。
あきよしの兄夫婦は、二人が暮らしている部屋に行った。
あきよしの兄は、あきよしが大声を張り上げて叫んだ上にアタシに暴力をふるったことを聞いたので、グーであきよしの顔を2~3回殴ってから『あきよし!!オドレはどこのどこまでボンクラなんだ!!』と怒鳴りつけて、さらにあきよしをシツヨウに叩いていた。
兄嫁さんは、必死になって兄をなだめていた。
それから40分後に落ち着いたので、兄嫁さんはどうして大声を張り上げて叫んだ上にアタシにきつい暴力をふるったのかをたずねていた。
「あきよしさん…どうして…どうして、大声を張り上げて叫んだ上に…こずえさんにきつい暴力をふるったのよ?こずえさんにどんな落ち度があったと言うのよ…こずえさんは一生懸命になって家のことをしていたのよ…おそうじをしたり…洗濯物を洗ったり…ごはんを作ったり…おふろの支度まで…何もかもしていたのよ。」
「こずえがオレの人生をボロメタしたのだよ!!こずえがオレのパソコンにウイルスメールを送ったのだよ!!」
「あきよし!!何だその態度は!?」
「あなたやめて!!」
「オドレは入ってくるな!!あきよし!!オドレは年金機構で働くのがそんなに不満なのか!?」
「ああ不満だよ!!オドレがオレの海外留学を止めたのだからな!!」
「甘ったれるな!!」
「オドレがオレの人生を狂わせたのだ!!」
「だまれ!!」
「やめて!!もうやめて…もうサイアクだわ…どうしてきょうだいが仲良くできないのよ…どうしてそんなに大声を張り上げるのよ…アタシ…しんどいのよ…あきよしさん、あなたが年金機構をやめると言うのであれば、覚悟はできているでしょうね。」
「なんだよ…覚悟って…」
「転職した事業所は、条件が悪くなってしまうのよ…それでもいいのかしら!?」
「カンケーねえよ…そんなこと…」
「あきよしさんはそれでよくても、あとになってこんなはずではなかったと言うてコーカイするわよ…国の行政のお仕事だったら、お給料も高くて、昇給で、終身雇用で、なにもかもが安定していて、豊かな老後が送れるのよ!!…あきよしさんは豊かな老後はいらないと言うのね!!」
「やめろ!!もういい…あきよしは、どこの職場に行っても役立たずなんだよ…自分のパソコンから個人情報が大量に流出していたのに悪いと思っていないから…もうアカン…あきよし!!明日からハローワークへ行け!!今日限りでこのマンションを出るから、支度をしろ!!分かっていたら返事をしろ!!」
「分かったよ!!出て行くよ!!こんな狭苦しいマンションにいたら…息が詰まってしまうよ…ああ出て行く支度をするよ!!分かったよ!!はいと返事をすればいいのだろ!!はい分かりました!!」
何なのかしら…
自分が大声を張り上げて近所中にメイワクをかけて、急に居直って、何なのかしら…
アタシはこの時、あきよしとあきよしの兄をさげすんだ目で見つめていた。
あきよしが年金機構をやめたこととマンションで大声を張り上げて近所中にメイワクをかけていた問題を受けて、市内玉2丁目にある兄夫婦が暮らしている家に移って、結婚生活をやり直すことにした。
けれど、アタシはあきよしからレイプされたことが原因でガマンの限度を超えていた。
もはや結婚生活を続けて行くことは不可能だから、早いうちに離縁をしないとアタシは殺されてしまうと思って危機感を募らせていた。
6月28日のことであった。
あきよしは兄嫁さんからの紹介で段ボール工場に再就職をしたが、就業開始から10分で『やってられるか…何が働いてお給料を稼げだ…』と言うて職場放棄をしてした。
その日の夜のことであった。
あきよしは『段ボール工場の現場責任者のN山が年下のくせに生意気だったから頭に来てけとばしてやめたよ…何がお給料をかせげだ!!やってられるか…けっ…』と言うて、またどぎついジンロをストレートで一気のみをして酔いつぶれていたので、再び大ゲンカになってしまった。
「あんたね!!どうして来て早々に職場で目上の人間に対して喰ってかかって行くのよ!?あんたね、今回の一件で働くところがなくなったと言うことに気がつきなさいよ!!」
「何や!?働くところがなくなってしまったことに気が付けだと!!ジョートーだよ!!オレはな…小さいときから…大人数のところにいるのがイヤなんだよ!!文句あるか!?」
「何なのかしらあんたは!!あんたみたいに気に入らないことがあったらすぐにカッとなって暴れてわめくような男と結婚をしたのが間違いのもとだったのよ!!」
「オレだって!!オドレと結婚をしたのだから、人生がボロメタに狂ったのだよ!!返せよ!!オレが(徳島の)文理大学を卒業する6ヶ月前の頃に戻せ!!」
「できもしないことを言わないでよ!!」
「ルセー!!ワーッ!!」
あきよしは、手当たり次第アタシに物を投げつけて騒いだ後、アタシの顔を平手打ちで3回叩いて『出て行け!!』と怒鳴り散らした。
そこへあきよしの兄が固い棒を持って、アタシとあきよしがいる部屋にやって来た。
「あきよし!!」
あきよしの兄は思い切り怒鳴り散らした後、固い棒であきよしの背中を思い切り殴った。
あきよしは倒れた後、兄からシツヨウにけられていた。
あきよしは、反撃することができなかったので、兄からけられっぱなしになっていた。
サイアク…
何なのよ一体…
あきよしと言い…
義兄と言い…
何なのかしら…
情けないわ…
もうだめ…
アタシ…
ガマンの限度を通り越してしまったわ!!
アタシは、着替えとメイク道具がぎっしりと詰まっているボストンバックとさいふとスマホと貴重品が入っている赤茶色のバッグを持って、あきよしの家から出て行った。
アタシは、JR宇野線の電車に乗って岡山駅まで逃げた。
今度という今度は、本当に再婚をすることも新しい恋をすることも考えないわと思ったので、アタシの怒りは相当高まっていた。