隠された日記
「ゆゆ、ゆゆ、起きて!」

「あっ」

ゆゆは、ひょっとしたら前みたいにして隠

し場所が分かるかもしれないと思って、い

つの間にか寝てしまっていたのだ。

この部屋に戻ったのが11時半ごろで、今は2

時過ぎだから、3時間くらい寝ていたのだ。

リンリン♪

「お母さん、、」

「ゆゆ、朗報よ。今警部さんから連絡があ

って、進展があったのよ!」

「どういう?」

「細かく話すと、ゆゆの言ったバックナン

バーの車を買っていた人の名前が分かっ

て、その人を訪ねると、14年前の7月下

旬、夜のショッピングモールで、車の鍵を

すられたらしくて、それに気がついて、駐

車場に戻った時には車はもう無かったっ

て。何ヵ月かして、山の中に捨てられてい

るのが警察に見つかった。

その人は日記に書いてあった犯人像と何一

つ合わないから、その人が言う事は本当だ

ろうって、警部さんはおっしゃったわ。

これで、車が捨てられていた地域周辺か

ら、聞き込みを行えば、有力情報が手に入

るだろうって。紗矢さんが連れて来られた

経路も分かったし。」
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