極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛
しかもその撮影地が俺たちがガキの頃に過ごした場所。つまり紗知が今住んでる所らしい。
「そのオーディション絶対受ける! どこでいつあんの? 課題は? 監督って誰だよ」
興奮して真於の胸ぐら掴みそうになった。
「お前ほんと紗知ちゃんのことになると人格変わりすぎ。てかそれ、俺も受けるから」
真於も受けるってことは俺らライバルか。
「じゃあお前も含めてとりあえずみんな潰すわ。主演クラスを勝ち取って紗知に堂々と会いに行くって今決めたから」
「へぇ言うじゃん。俺もグループ背負ってるんで手は抜かないけどね。まぁ競争率えぐいけどお互い頑張りましょうか」
真於が出ていって、手紙の返事を書くのはもうやめにした。
手紙やメールでどんだけ好きだって伝えても返ってくるのは的外れな「ありがとう」ばっかだし。
ままごとみたいな関係もそろそろ限界だって感じてたんだ。やっぱ言いたいことなら目を見て直接言わないと。