極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛
「マっ、マネージャーやる。やらせてください! だって今のままじゃ私、ダメだもん……」
変わりたい。
変えたい。
男の子を描けるようになりたいし、体のデッサンだって上手くなりたい。
「いいね、紗知のそういうとこ好き」
ナツ君はにこっと笑ってくれた。
でも。す、好きだなんて……。
特別な意味じゃないってわかってるけど面と向かって言われたら意識しすぎて変な汗が出てしまう。
「そっ、そういうことを軽々しく言うのはやめた方がいいと思うな。だって一佳君にはファンがいっぱいいるんだし」
なんてまともなことを言ってるようで、ほんとは無駄にどきどきしたくないだけ。
だってこの顔、この声で言われると心臓に悪いよ。
「さっそくマネさんらしいこと言うじゃん」
とんでもなく綺麗な男の子が好奇心たっぷりな目で眼鏡の奥を覗いてくるから、熱くなってレンズが曇りそう。
は、恥ずかしい……。
「ずっと仲良しだったからこそできるお仕事かもしれないね。友情ってやつが役に立つといいな」
お仕事は真面目に頑張るよって伝えたいだけなのにナツ君はどこか不満そう。