極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛

優しい男の子



時間は戻ってその日の学校帰り、冷たい風が吹き込む駅のホームでがくんとうなだれてその先にあるスマホをみつめてた。



「はぁ、またか……」



このがっかりはこれでもう3回目。
挑戦し続けているイラストコンテスト。いいところまで残っても、どうしてもその先に進めない。



しかも今回受賞したのはお互いに励まし合ったりしてたネッ友で仲良しの絵師さんだったんだ。



おめでとう、ってコメントしたものの、本心からそう言えない心の狭い自分にもがっかりしてる。



またため息をついて、バッグの中から絵の構図やモチーフなんかを書きためているノートを取り出した。
私だけの秘密の大事な鍵付きノート。



それを落ちつきなく開いては閉じて、開いては閉じてを繰り返してる。
だけど出てくるのは、アイディアじゃなくてため息ばかり。



簡単には浮上できそうになくてメールボックスを見た。へこんだり緊張したりすると自然にここに手が伸びる癖がついてたみたい。
開いたのは、昨日来たナツ君からの写メ付きメール。


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