あなたと・・

塁が三歳になると
光斗は、暴力だけでなく
ギャンブルに浸かりすぎて
あらゆるところに借金をつくり
逃げ回るようになっていた。


光斗は、自分が楽をして
手っ取り早く稼げる事だけを
考えて・・・

あっ、蒼を男達に抱かせて
金を稼げばよいと思うようになり・・・

塁を眠らせて
蒼を縛り・・・
「いやっ!!いやーっ!!」
「うるせぃ、塁が起きるじゃないか」
と、蒼を殴りつける

蒼の意識が朦朧としたときに
「あんまり顔を殴ると興ざめする」
と、男の声がして
歯を食い縛り意識を戻すと
知らない男達に囲まれ
縛られた手足を押さえつけられて
何度も抱かれ・・・
‥‥‥‥意識を無くす‥‥‥

目を覚ますと
暗い部屋に裸のまま寝かされていた。

直ぐに、薬を飲み
妊娠をさける‥‥‥‥
後から・・後から・・
涙が溢れる・・

「ママ~」と愛息子の声に
あわてて涙を拭き
「塁、ここよ。」
と、言うと
塁は、ニコニコしてかけてきた。

蒼は、塁を抱き締め
塁がいればよい
塁がいるから、生きていける。
「塁、ご飯食べようか?」
「うん、お腹空いた」
と、言う塁とご飯を作り
二人で食べた。

しばらくは、何事もなく
ホッとしていた夜に

また、光斗がふらりと帰ってきて
塁と遊び、塁を寝かせつけた

すると、私に近づいてきて
恐怖を感じ、今回は暴れた
絶対に良いようには
させないと・・・

だが、男達が何人か入ってきて
同時に抑えつけられ
今回は、絶対に嫌だと
暴れまわる私を
光斗は、殴る蹴るを
何度も繰りかえされ、
テーブルの角に
頭を打ち付けてしまい
目の前は真っ暗になり

塁・・・・
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