極上パイロットが愛妻にご所望です
最寄り駅に到着し、改札を出る。
傘を広げて、雨の中へ一歩踏み出したとき――。
「砂羽!」
私は桜宮さんに名前を呼ばれた。一瞬、空耳?と思って、キョロキョロすると、もう一度呼ばれる。
その声の方を見た私は空耳でなかったことに安堵する。
目の前のロータリーのところで車を停めて、窓から覗いているのは間違いなく超絶美形の桜宮さんだ。
「桜宮さんっ!」
こんな場所にいる彼にびっくりして、傘をさしながら、パールホワイトのSUV車へ駆けだす。もう、とっておきのヒールがどうなろうと気にしていなかった。
「乗って」
中からドアが開けられ、私は急いで乗り込んだ。ドアを閉じる前に傘をバサバサ小さく開閉し、水滴を取る。
それから、ドアを閉めた私は桜宮さんへ振り返った。
「どうして……? 連絡がなかったので驚きました」
「したんだけど、ついさっきだったから。砂羽はもう出た後だろうなと思って、ここで待ち伏せてた。もっと早く来ようと思ったんだが、寝坊した」
私はバッグからスマホを取り出してみると、着信とメッセージが入っていた。もちろん彼から。
傘を広げて、雨の中へ一歩踏み出したとき――。
「砂羽!」
私は桜宮さんに名前を呼ばれた。一瞬、空耳?と思って、キョロキョロすると、もう一度呼ばれる。
その声の方を見た私は空耳でなかったことに安堵する。
目の前のロータリーのところで車を停めて、窓から覗いているのは間違いなく超絶美形の桜宮さんだ。
「桜宮さんっ!」
こんな場所にいる彼にびっくりして、傘をさしながら、パールホワイトのSUV車へ駆けだす。もう、とっておきのヒールがどうなろうと気にしていなかった。
「乗って」
中からドアが開けられ、私は急いで乗り込んだ。ドアを閉じる前に傘をバサバサ小さく開閉し、水滴を取る。
それから、ドアを閉めた私は桜宮さんへ振り返った。
「どうして……? 連絡がなかったので驚きました」
「したんだけど、ついさっきだったから。砂羽はもう出た後だろうなと思って、ここで待ち伏せてた。もっと早く来ようと思ったんだが、寝坊した」
私はバッグからスマホを取り出してみると、着信とメッセージが入っていた。もちろん彼から。