極上パイロットが愛妻にご所望です
う、うわっ。な、なんなの?
目の前の桜宮さんに、心臓がドクドクと痛いくらい暴れ始める。
桜宮さんは、なぜか口元にうっすら笑みを浮かべた。そうこうしているうちに、彼の様子に、後ろにいるCAたちがざわつく。
「い、いってらっしゃいませ」
平静を装うも、声が上ずってしまう。なぜ見られているのか戸惑い、頬に熱が集まる。きっと顔が赤くなっているだろう。
桜宮さんはなにも言わずに少しだけ目を細め、そこから離れて、機内に向かう通路を歩き始めた。
CAたちが続いて、困惑している表情を隠さずに通り過ぎていく。桜宮さんが私の前で足を止めたことで、彼女たちの視線が痛い。
桜宮さんがどうして私を見たのか、わからない。なにか知らないうちに、失礼なことでもした?
「砂羽っ」
最後尾を歩く、黒いキャリーケースを引いたCAが立ち止まる。大学のときからの友人、平尾久美だ。
「久美、このフライトだったんだね」
私も小声で久美に言葉をかける。
「砂羽、王子と知り合いだったの?」
「えっ? ううん。話したこともないわ」
目をパチクリさせ、首を左右に振った。
目の前の桜宮さんに、心臓がドクドクと痛いくらい暴れ始める。
桜宮さんは、なぜか口元にうっすら笑みを浮かべた。そうこうしているうちに、彼の様子に、後ろにいるCAたちがざわつく。
「い、いってらっしゃいませ」
平静を装うも、声が上ずってしまう。なぜ見られているのか戸惑い、頬に熱が集まる。きっと顔が赤くなっているだろう。
桜宮さんはなにも言わずに少しだけ目を細め、そこから離れて、機内に向かう通路を歩き始めた。
CAたちが続いて、困惑している表情を隠さずに通り過ぎていく。桜宮さんが私の前で足を止めたことで、彼女たちの視線が痛い。
桜宮さんがどうして私を見たのか、わからない。なにか知らないうちに、失礼なことでもした?
「砂羽っ」
最後尾を歩く、黒いキャリーケースを引いたCAが立ち止まる。大学のときからの友人、平尾久美だ。
「久美、このフライトだったんだね」
私も小声で久美に言葉をかける。
「砂羽、王子と知り合いだったの?」
「えっ? ううん。話したこともないわ」
目をパチクリさせ、首を左右に振った。