極上パイロットが愛妻にご所望です
「ああ。シモンズ社の実権を握っているのは孫のハワードだ。可愛い孫のためにシモンズのじいさんが勝手にやったようだが、そこまでしたことがハワードの耳に入り、砂羽に突きつけた条件をなかったことにさせた。実際、シモンズのじいさんに事業の実権はない」
AANの危機や危害を加えられなくて済むのだとわかり、ホッとしすぎて眩暈(めまい)を覚える。
「ハワードは姉の華の夫なんだ。華も俺たちのことを応援してくれている。近いうち会いに来るそうだ」
私がポカンと呆気に取られていると、優成さんが笑みを浮かべながら口を開く。
「もうリチャード・シモンズは隠居だな。今回のいきすぎた行いで、相当ハワードから叱られたそうだよ。ハンナもね。華が言っていた。だから、砂羽さん。政略結婚うんぬんなんて、関係ない。元々、ハワードに姉が嫁いでいるんだし」
朝陽と優成さんの楽しそうな笑いで、ようやく事態を呑み込め、安堵感が広がってくる私だ。
「反対……されていないんですね……?」
「砂羽さん、安心していいんだよ。それどころか、歓迎されているから心配いらない。なんならすぐにでも孫が欲しい勢いだったよ」
そう言った桜宮専務は「クッ、クッ、クッ」と思い出し笑いをしている。
AANの危機や危害を加えられなくて済むのだとわかり、ホッとしすぎて眩暈(めまい)を覚える。
「ハワードは姉の華の夫なんだ。華も俺たちのことを応援してくれている。近いうち会いに来るそうだ」
私がポカンと呆気に取られていると、優成さんが笑みを浮かべながら口を開く。
「もうリチャード・シモンズは隠居だな。今回のいきすぎた行いで、相当ハワードから叱られたそうだよ。ハンナもね。華が言っていた。だから、砂羽さん。政略結婚うんぬんなんて、関係ない。元々、ハワードに姉が嫁いでいるんだし」
朝陽と優成さんの楽しそうな笑いで、ようやく事態を呑み込め、安堵感が広がってくる私だ。
「反対……されていないんですね……?」
「砂羽さん、安心していいんだよ。それどころか、歓迎されているから心配いらない。なんならすぐにでも孫が欲しい勢いだったよ」
そう言った桜宮専務は「クッ、クッ、クッ」と思い出し笑いをしている。