極上パイロットが愛妻にご所望です
 近づく私に気づいた友莉子が笑顔になり、手を振る。

「砂羽っ!」

「友莉子、久しぶり~」

 私もスマホを持った左手を振って、彼女に歩を進めた。

「ごめんね。待った?」

「ううん。私も着いたばかりよ。久美に会えるかしら? 控室へ行ってみない? あの建物にいるみたい」

 挙式まであと三十分。私たちが行ったら迷惑がかかるのでは?と思ったけれど、できれば三人で写真を撮りたい。

 私は頷いて、友莉子と共にチャペル横にある大きな建物へ向かった。

 観音開きのドアは開かれており、そこに受付があった。ロビーの窓辺で華やかな女性の集団が談笑している。

 どの女性も姿勢が正しく、スタイルがよく、ゴージャスなパーティードレスを着ている。見かけたことがある人もいるので、久美の先輩や同僚のCAだろう。

 やっぱりCAはそこにいるだけで花があって、目を引くわ。

 彼女たちに比べたら、私と友莉子は地味に見える、と苦笑いを浮かべた。

 ご祝儀を渡し、記帳を済ませる。

 記帳するときに手が痛んだが、なんとか書き終えた。かなり乱れた文字になってしまったけど。

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