極上パイロットが愛妻にご所望です
受付が終わったとき、私たちの元へ年配の女性が現れた。
「砂羽さん、友莉子さん!」
華やかさのある鶴や亀、松竹梅の柄の黒留袖を身につけた女性は、久美の母親だ。
「おばさん、本日はおめでとうございます」
少し緊張の色が窺えるが笑顔のおばさんに、私たちは口元を緩ませてお辞儀する。
大学時代、久美の自宅へ何度も泊まらせてもらっている。彼女の家は旧家で広く、私たちが遊びに行くたびにたくさんの料理を振る舞ってくれていた。
「ありがとう。久美からときどきあなたたちのことを聞いていたわ。元気そうでなによりね。久美はこの先の控室にいるから、顔を見せてあげて」
おばさんは奥のほうを手で示してから、ひらひらと振る。
「はい!」
彼女から話を振ってもらえて、私たちは久美のいる控室へいそいそと向かった。
ブルーの絨毯が敷かれた廊下を進み、オーク材のいくつかのドアのひとつに『花嫁控室』を見つける。
「ここだよね?」
「たぶん」
友莉子は私にコクッと頷き、ドアを軽く叩いた。
中から「どうぞ」と開けてくれたのは、久美の年の離れた妹・香織ちゃんだった。彼女とも面識はある。
確かまだ高校生の彼女は、ベビーピンクのAラインのパーティードレスを身につけていて、ピチピチと若々しい。
「砂羽さん、友莉子さん!」
華やかさのある鶴や亀、松竹梅の柄の黒留袖を身につけた女性は、久美の母親だ。
「おばさん、本日はおめでとうございます」
少し緊張の色が窺えるが笑顔のおばさんに、私たちは口元を緩ませてお辞儀する。
大学時代、久美の自宅へ何度も泊まらせてもらっている。彼女の家は旧家で広く、私たちが遊びに行くたびにたくさんの料理を振る舞ってくれていた。
「ありがとう。久美からときどきあなたたちのことを聞いていたわ。元気そうでなによりね。久美はこの先の控室にいるから、顔を見せてあげて」
おばさんは奥のほうを手で示してから、ひらひらと振る。
「はい!」
彼女から話を振ってもらえて、私たちは久美のいる控室へいそいそと向かった。
ブルーの絨毯が敷かれた廊下を進み、オーク材のいくつかのドアのひとつに『花嫁控室』を見つける。
「ここだよね?」
「たぶん」
友莉子は私にコクッと頷き、ドアを軽く叩いた。
中から「どうぞ」と開けてくれたのは、久美の年の離れた妹・香織ちゃんだった。彼女とも面識はある。
確かまだ高校生の彼女は、ベビーピンクのAラインのパーティードレスを身につけていて、ピチピチと若々しい。