時は巡りて君は舞う
「脅された通り、喧嘩をして部屋に戻ってきたカエデさんを、マイケルさんが殺害。その後、怪しまれないように時間調節にと何かを作って、別の通路を使って会場に行ったというわけだ。違うか?」
ホームズが口を閉じると、マイケルさんは観念したように笑った。
「さすがは、シャーロック・ホームズ。完璧な推理だよ」
「……なぜ、姉ちゃんを殺したの!?」
秀介は、マイケルさんを睨みつける。今にも殴りかかりそうな勢いだ。
「気に入らなかったんだよ!ろくに飯も食わせてくれねぇし、うるさいし。だから、腹立ったんだ」
「……姉ちゃんは、昔から健康にうるさかった。そのおかげで、俺は風も引かなくなったんだ。きっと姉ちゃんは、マイケルさんの体のことを思って……!!」
バンッ!
突然発砲音がする。弾は、秀介の頬を掠めていたようで血が垂れていた。
「ごちゃごちゃうるさい!次は外さないよ」
秀介は、恐怖からか震えている。僕は秀介を守るために、ポケットに入れておいた銃を構え、引き金を引く。
バンッ!
その音とともに、マイケルさんの持っていた銃が弾き飛んだ。上手く当たってくれて良かった~……。
「今のうちだ!」
レストレード警部は、他の警察官と一緒にマイケルさんを逮捕し、連れていく。
「秀介……」
僕は、ボロボロと泣いている秀介を、無言で抱き締めた。
ホームズが口を閉じると、マイケルさんは観念したように笑った。
「さすがは、シャーロック・ホームズ。完璧な推理だよ」
「……なぜ、姉ちゃんを殺したの!?」
秀介は、マイケルさんを睨みつける。今にも殴りかかりそうな勢いだ。
「気に入らなかったんだよ!ろくに飯も食わせてくれねぇし、うるさいし。だから、腹立ったんだ」
「……姉ちゃんは、昔から健康にうるさかった。そのおかげで、俺は風も引かなくなったんだ。きっと姉ちゃんは、マイケルさんの体のことを思って……!!」
バンッ!
突然発砲音がする。弾は、秀介の頬を掠めていたようで血が垂れていた。
「ごちゃごちゃうるさい!次は外さないよ」
秀介は、恐怖からか震えている。僕は秀介を守るために、ポケットに入れておいた銃を構え、引き金を引く。
バンッ!
その音とともに、マイケルさんの持っていた銃が弾き飛んだ。上手く当たってくれて良かった~……。
「今のうちだ!」
レストレード警部は、他の警察官と一緒にマイケルさんを逮捕し、連れていく。
「秀介……」
僕は、ボロボロと泣いている秀介を、無言で抱き締めた。