雨のリフレイン
「八坂」

そこへ圭太がやってきた。

「あっ、三浦先生!色々ありがとうございました。
俺が愛美についてるから、八坂はもう帰れよ。お袋さん、心配だろ」


柊子はハッとなって携帯を取り出してみた。
着信もメールもなくて、ホッとする。
だが、そろそろ帰らないと。


「じゃあ、私も帰るわ。
いくら失恋とはいえ、お酒は上手に飲みなさいと森さんに伝えてね。
一緒に行きましょう、八坂さん」


「え、あ、はい。
圭太くん、お言葉に甘えるね。じゃ、お願いね」


柊子は、三浦と共に圭太に後を託して病院を出た。


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