恋叶うオフィス
先週の武藤の態度からすると、告白したら受け入れてくれると期待した。で、この週末は初デートすると胸を膨らませていた。
それなのに、ひとりでショッピングをする週末となった。寂しい。
インテリアショップでスリッパとクッションカバーを買ってから、セルフ式のコーヒーショップに入った。
レジカウンターに並びながら、空席あるかなと店内を見回す。そこで、近い席に座っていた人物が目に入った。あの後ろ姿は間違いなく武藤だ。
私が武藤を見間違うはずがない。でも、一緒にいる女性は誰?
列の進みに合わせて、前へと歩を進ませるが、楽しそうなふたりの会話が気になって、耳をすませた。何を話しているのか全部は聞き取れないけど、『直海くん』と武藤を呼ぶ声だけがクリアに聞こえた。
それに、女性のことを『さよちゃん』と親しげに呼ぶ武藤の声も。下の名前で呼び合うほどの親密な関係の人?
心がざわざわする。もう一度振り返って、相手の顔を見てみる。年齢は私たちと同じか少し下っぽい。
弾んだ笑顔を武藤に向けていて、素直でかわいい人という印象を受けた。私と違って、ふんわりしたかわいらしい女性だ。
それなのに、ひとりでショッピングをする週末となった。寂しい。
インテリアショップでスリッパとクッションカバーを買ってから、セルフ式のコーヒーショップに入った。
レジカウンターに並びながら、空席あるかなと店内を見回す。そこで、近い席に座っていた人物が目に入った。あの後ろ姿は間違いなく武藤だ。
私が武藤を見間違うはずがない。でも、一緒にいる女性は誰?
列の進みに合わせて、前へと歩を進ませるが、楽しそうなふたりの会話が気になって、耳をすませた。何を話しているのか全部は聞き取れないけど、『直海くん』と武藤を呼ぶ声だけがクリアに聞こえた。
それに、女性のことを『さよちゃん』と親しげに呼ぶ武藤の声も。下の名前で呼び合うほどの親密な関係の人?
心がざわざわする。もう一度振り返って、相手の顔を見てみる。年齢は私たちと同じか少し下っぽい。
弾んだ笑顔を武藤に向けていて、素直でかわいい人という印象を受けた。私と違って、ふんわりしたかわいらしい女性だ。