【番外編】先生、好きって言って。涼side
「とりあえず先に風呂入っておいでよ。」
『え、一緒に入りましょうよ!』
はぁ、何を言い出すかと思えば、
「じゃあ入ろうか。」
『っえ!?や、あの、やっぱり無理です…!』
だろうな。
ちょっとだけいじめたくなった。
「いいじゃん、入ろうよ。」
『さ、さっきのは冗談で……って、うわっ!』
千花が何かにつまづいて転けそうになった。
「っわ、危ねぇ。」
咄嗟に反応して、前から抱き締める形になった。
『ご、ごめんなさい。』
身長は10センチぐらい差がある。
だから自然と上目遣いになる。
あー、やべ。
『へ?』
ドサッ