彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「意見の合わない者達と合わせて過ごしていくこと、我慢を学ばねばなりません。頑張りましょう!?」
「お、お前な~!!」
「わかりました、凛さん!俺、今日は学校に行きます!」
「可児!?」
「可児君。」
「凛さんのおっしゃる通りっす!!」
渋い顔をするカンナさんとは対照的に、はつらつとした声と笑顔で五分刈り君が同意してくれた。
「新学期なんざ、だるい始業式だけだからサボろうと思ってましたが―――――我慢を学ぶとは!さすが凛さん!!良いことをおっしゃいます!凛さんが行くのでしたら、俺も見習ってサボらずに行きます!」
「よかった~サボるのを考え直してくれて何よりです。」
「ウェイウェイウェイ!俺も俺も!ちーちゃんも、朝から学校に行くよ!?真面目に参加して来る系~!」
「それを聞いて安心しました。遅刻に気をつけて下さいね?」
「我が君!ぼっしぃ~!俺も今日から学校に行きますよ!集会後であっても、始業式に参加するぐらいの余力はありますから♪」
「本当ですか?正直、集会のせいで学校生活へのに影響が出るかと不安でしたが・・・登校してくれるなら大丈夫ですね?」
「オス!」
「ウェ~イ!」
「御意♪」
ホッとしながら聞けば、笑顔で答えてくれるかに君とちーちゃんとつなぐの3人。
「オメーら・・・・!!?」
「いくらりんどーが大好きだからってな~!?」
「ヤンキーが真面目に学校とか・・・どーなんだよ?」
「はぁあ~あ!!凛に影響されやがって!」
一方で、爆裂団のメンバーは不服そうな反応だった。