彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)





「瑞希ぃー!凛助のことを思うなら、もっと保健体育にも力入れろや!エロい刺激は、人間に不足しがちなんだぜぇ~!?これだから、年だけ取った初心な大人子供はよぉ~!わははは!!」

「オメーが汚れすぎなんだよ、皇助!!とにかく、凛にオーダーを言わせる以上、禁止だからな!?モニカもだぞ!?」

「はあ!?ちょっと待ってよぉ!あたし、皇助とセットで怒られてる!?凛ちゃん、モニカちゃんは野獣みたいに、『セックス・オン・ザ・ビーチ』をオーダーして、相手の恥じらう姿を楽しむ趣味はないからね!?信じてね!?」

「わ、わかってますよ、モニカちゃん・・・」

「ほぉ・・・モニカは、凛道が恥じらう姿に興味はないと?」

「当然でしょ!?」

「・・・・・・・・・凛道、『セックス・オン・ザ・ビーチ』だ。」

「ひっ!?」



必死に身の潔白を証明するモニカちゃんの前で、私の耳元でカクテル名をボソッとつぶやく獅子島さん。

声だけではなく、吐息が耳の内側へと伝わった瞬間・・・



「きゃ、あん!?」


ゾワゾワ~と、全身に鳥肌のようなものが立つ。

嫌悪のような変な感覚。

耳の近くでささやかれたことで、びっくりしたのもあったと思う。

私の口から変な声が出た結果―――――――


「あーん♪凛ちゃんが恥じらう姿は、興味あるかも~!!」



手のひら返しで、嬉しそうに言うオネェさん。



「皇助の気持ちがわかるぅ~♪」

「ちょっとモニカちゃん!?」

「わかったろう、凛道。これが人間の本性だ。」

「は!?しまった!!」



ポカーンとする私に獅子島さんがささやけば、ニコニコ顔のモニカちゃんの表情が一変する。

悪事がバレたような顔になる。



〔★伊織のフェイント、モニカは引っかかった★〕


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