彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「ちょっとぉー!?なんなのよ!?」
「これが客にする態度かよ?」
「ありえんぞ・・・!?」
「わはははは!!」
そう言いながら、私の周りに集まってくる先輩達。
しかし相手は、それを無視して立ち去る。
これを見て、おじいさんが動いた。
「お、おいおい!?チョコちゃんが何したってんだよ、『ふじこ』ちゃん!?大丈夫か、チョコちゃん!?」
「会長さん。」
「すまねぇ、チョコちゃん、みんな!ちょっと、話しつけてくる!」
私に向かって両手を合わせると、目を吊り上げて関係者以外立ち入り禁止のドアの中へと会長さんも入って行く。
(てか、自由に行き来できるということは、ここも会長さんのお店??)
「申し訳ありませんでした!うちのキャストが!」
それと入れ替わりで、ハスキーボイスの美女が来た。
「店長の花田と申します!あの、別室で対応を――――――!」
「いや、帰るからいいっす。」
「瑞希お兄ちゃん!?」
私を抱いている彼を見上げれば、みけんにしわを寄せていた。
「うちの弟が、勝手にお節介したのがよくなかったみたいっすから。だったら、こっちも話すことはない。」
「ですが!」
「二度と来るなって言われましたから、もう来ないんで安心して下さい。金はちゃんと払―――」
「もう払った。」
「獅子島さん!?」
そう言った眼鏡の先輩のみけんには、いつもよりシワが多かった。
「つりはいらん。さっさと引き上げるぞ。」
「ホントよ!大丈夫、凛ちゃん!?あたしの可愛い凛ちゃんにこんなことして!ホント感じ悪―い!」
ブーブー言いながら、私のほっぺを優しく触りまくるモニカちゃん。