彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「みんなでエロいこと楽しもうぜ~」
「あんた最低!!スケベなところは変わってないのね!?」
「うるせぇ!こいよ!!」
「やめて!!」
相手は、クズを含めて、1、2、3・・・7人。こっちは手足を拘束されてる。
「抵抗していいぜ!どうせここは、倉庫の中だから外には聞こえねぇ!」
クズの言う通り、自力で逃げるのは無理。
助けのあてなんて、あたしにはない。
(あたしには、ないけど――――――――――)
「あっちゃんには手を出さないで!!」
「あぁん!?」
「・・・・言う通りにするから、あっちゃんには手を出さないで下さい!!」
「一年前と同じ台詞だな?」
グレイトの言葉で、苦い記憶がよみがえる。
一年前、あっちゃんを守る条件で、グレイト達にレイプされた。
男を知らない子より、男を知っているあたしの方がダメージが小さいと思った。
だけど違った。
遊びでおもちゃにされて、妊娠したかもしれない恐怖にさらされ、愛する人以外に身体を許した後悔は今も消えない。
二度とあんな思いしたくない。
したくないけど――――――――――!!
―るか姉、大好き!―
「速水亜都子ちゃんは見逃してください・・・!!」
(あたしと同じつらさを、傷を負わせたくない!!!)
頭を下げて頼めば、あたしの前にしゃがむグレイト。
「わかんねぇーな。なんでそのガキかばうんだ?愛しの龍志くんを寝取ったガキだろう?」
「速水亜都子ちゃんは、見逃してください!!」
「また一人だけ犠牲になって、俺ら相手しようって?健気だね?」
「見逃してくれますか・・・・・!?」
「それじゃあ神城と速水が困らねぇだろう!!」
バキ!
「あぁあ!?」
今度は蹴り飛ばされた。
うずくまるあたしに、吐き捨てながらグレイトは言った。