彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「アレを目印にしていけと!?」


ヘルメットマンさん優しい!!


「あ、ありがとうございます!!」





お礼を言って、スマホを受け取る。

私のスマホから離れた手が、ハンドルを握る。





「あ!?」


ギュウオオン!





気づいた時には、バイクは急発進で走り出していた。





「ま、待ってください!!」





私の制止を無視して、ヘルメットマンさんは走り去った。



〔★最後までしゃべらなかった★〕



一人残され、ボーゼンとしていれば、二つのバイク音が近づいてきた。





「4代目さん!」

「凛道蓮!」

「神城さん、速水くん。」

「奴は?」





神城さんの問いに、ヘルメットマンさんが走り去った方向を見ながら伝えた。





「行ってしまいました。」

「亜都子達の場所は聞いたか?」

「この地図とあそこの看板を見ればわかります。二人はこの先の倉庫にいると思われます。」

「助かった!しかし、奴は道案内だけしたって感じだね?」

「だったら建物の前まで運べばいいのによ!」

「馬鹿!バイク音に気づかれるだろう?」

「あ!?そっか!」



(そう言われてみれば、そうね・・・・)



神城さんの言葉で納得できた。

どうしてヘルメットマンさんが、私をここで下ろしたのか。

あんな爆音だと気づかれる。

気を遣ってくださったんだ





(ありがとうございます、ヘルメットマンさん・・・!!)





「俺らも単車を置いて行こうぜ!」

「おう!行くぞ、4代目さん!」

「はい!」





物静かな(!?)協力者さんに感謝しつつ、私は神城さん達と瑠華さん達救出のために前進した。








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