彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「僕、瑠華さんと神城さんは、まだお互いを好きあってると思ってたんです。」
「それで?」
「その・・・今回の件で、誤解が解けて、復縁するんじゃないかと思ってたんです。2人共、お互いに復縁の告白をしかけたんですが―――――」
「しなかったんだろう?」
「はい・・・両思いのはずなのに、なぜなんでしょう?」
「・・・世の中にはいろんな愛がある。複雑だから、時には愛することが難しい場合もあんだよ。」
「愛することが難しい・・・?お互いの気持ちが同じなら、禁断の愛とかにはならないから、問題ないのでは?」
「ハハハ!凛にはまだ、難しいかもな~つまり・・・相手を愛してるなら、身を引くって愛し方もあるってことだ。」
「身を引く・・・・・?」
「あるいは、愛しすぎて手が出せないってもんもあるか・・・。鳴海と神城の場合は、そういうことで、お互いが納得したんだろうよ。両思いだからお付き合いするってことだけが、幸せな愛のカタチじゃないからな。」
「え!?そ、それって、悲しすぎませんか!?」
(私だったら耐えられない。もし、瑞希お兄ちゃんが他の人を好きになったりとかしたら、自分が選ばれなかったら―――――!!)
「気持ちが同じなら、付き合ってほしいですよ!僕なら付き合いたいです!」
「凛はそうすればいい。ただ、あの2人はそうじゃない選択をしただけだ。」
「そんな・・・・・」
「おいおい、凛がへこんでどうすんだよ?まあ・・・先のことなんてどうなるかわかんねぇからな。鳴海達のことは、あたたかく見守ってやりゃいいんじゃねぇか?」
「愛って、難しいですね・・・・・」
「ああ、難しいな。」
不満100%の顔で言えば、クスクス笑いながら頭をなでられた。