皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした
女になにか贈ったことがない。
なにをあげれば喜ぶのか、全くわからない。
「なら、その飴をネックレスにでもして首から下げればいい」
「はぁ⁉︎最低ですね‼︎結婚式で恥を描くのはあなたですから、別に構いませんけどね‼︎」
「…………そういうことか」
俺の品格が問われるのか…。
これは悩むな…。
アリスとの食事は、静かなもの。
カチャカチャとナイフの音が聞こえて、なにも話さない。
「怒ってるのか?」
「怒ってます。いつも怒ってますけど、殿下には伝わらないもの」
「何が不満なのだ」
「別にいいです。どうせ、殿下は私のことなんてオモチャ程度としか思ってないこともわかってますから」
「何が言いたいのだ…」
「ひとつ、言うならば…結婚式は女性の憧れです。それだけ」
さっきの贈り物のことか?
珍しく不機嫌な顔をしているな…。
いつもならワタワタしてるのに。
「飴は…嬉しかったです…。殿下も私のことを、少しは考えてくれてるのだと思いました…」
「…………」
「グレンは、優しかった」
は?
なにをあげれば喜ぶのか、全くわからない。
「なら、その飴をネックレスにでもして首から下げればいい」
「はぁ⁉︎最低ですね‼︎結婚式で恥を描くのはあなたですから、別に構いませんけどね‼︎」
「…………そういうことか」
俺の品格が問われるのか…。
これは悩むな…。
アリスとの食事は、静かなもの。
カチャカチャとナイフの音が聞こえて、なにも話さない。
「怒ってるのか?」
「怒ってます。いつも怒ってますけど、殿下には伝わらないもの」
「何が不満なのだ」
「別にいいです。どうせ、殿下は私のことなんてオモチャ程度としか思ってないこともわかってますから」
「何が言いたいのだ…」
「ひとつ、言うならば…結婚式は女性の憧れです。それだけ」
さっきの贈り物のことか?
珍しく不機嫌な顔をしているな…。
いつもならワタワタしてるのに。
「飴は…嬉しかったです…。殿下も私のことを、少しは考えてくれてるのだと思いました…」
「…………」
「グレンは、優しかった」
は?